ネコちゃん、ワンちゃんの糖尿病
ワンちゃん、ネコちゃんにも糖尿病があるのはご存知でしょうか。
糖尿病は文字の通り、尿に糖が混じる病気です。
そもそもどんな病気かというと・・・
人の糖尿病初期症状は、
・異常なノドの渇きと排尿(多尿、頻尿)
・食事をとったのに、空腹感を感じる
・食後数時間後に眠気やだるさを感じる
などがあるようですね。
動物も同じような症状が出ますが、上記症状を見てみてどう思われますか・・・。
「うちの子異常だ、初期症状が出ている!」ということの方が難しくないでしょうか。
糖尿病は何が怖いのかというと、
時間経過とともに合併症が出始めることです。
神経症状や腎臓病、目の病気による失明など。
発見が遅れ、糖尿病治療を開始しても、後遺症が残ることもあります。
また、糖尿病が進行すると死に至る場合もあります。
ワンちゃん、猫ちゃんの場合は、初期の糖尿病を発見するためには、
定期的な健康診断が何よりも重要になります。
また、
・食欲は旺盛なのに、体重がやせてきている
・お水を入れた器がすぐに空になる
・おしっこの回数が多い
・急に目が白くなった
などの症状が思い当たる場合は一度ご相談ください。
元気食欲が昨日からなく、ふらついていると来院された、はるくん。
当時は、糖尿病性ケトアシドーシスという、
糖尿病でもさらに危険な状況でした。
現在は食欲元気もありながら、定期的な検診を病院で受けてくれています。
ちょっと写真のピントがずれていますが、お利口さんで可愛いネコさんです。