避妊

避妊

当院では、その子が、ご家族様と一緒に健康・楽しく生活できることを一番に考えております。 子供を作る予定がなければ避妊を行った方が良いと考えております。
ご家族皆様でゆっくりとお考えいただき、避妊をするかどうか決めてあげてください。
悩まれる方も多いため、いつでもご相談ください。

避妊とは

メスの犬猫に子供を作ることができないようにする手術です。
卵巣と子宮を摘出します。それにより発情サイクルが無くなります。

避妊をしないことは、さまざまなリスクにつながる

ワンちゃん・ネコちゃんを避妊せずに育てることは、中高齢になった時にさまざまなリスクにつながります。たとえば避妊している子は、避妊していない子に比べると乳腺腫瘍の発症率が低いとわかっております。 また、避妊をしていないワンちゃんが散歩をしていると、去勢をしていないワンちゃんに襲いかかられて、妊娠してしまうリスクもあります。避妊をしておけば、ドッグランに行っても安心して遊ばせることができます。

避妊手術のメリット

病気のリスクが減る

避妊を行う最も大きなメリットは、病気のリスクを減らすことができる点です。乳腺腫瘍や子宮蓄膿症などの病気は高齢になってからかかることが多いのですが、若い時期に避妊手術を行うことで、かなりの確率で防ぐことができます。「このような病気になってしまったら手術をする」では手遅れの場合がある病気です。
乳腺腫瘍は悪性のケースもあり、腫瘍切除のため、手術切開が大きくなる事が多いです。
また、子宮蓄膿症は子宮に膿が溜まる病気で、数日で命を落とす危険もある緊急疾患です。

望まない妊娠を避けることができる

メスのワンちゃん・ネコちゃんを飼っていると、避妊をしない限り、妊娠の心配は常につきまといます。ワンちゃんには散歩の習慣があるので、発情期になるとハラハラしながら、ほかのワンちゃんを避けて散歩をしなければならないでしょう。
ネコちゃんには散歩の習慣がありませんが、発情をすると突然家を飛び出してしまうようなこともあり、妊娠の可能性がないとはいえません。
もし望まない妊娠をしてしまった場合、ワンちゃん・ネコちゃんに可哀そうな思いをさせることになり、飼い主様の責任としても避妊をしておくのが賢明な選択です。

発情期のストレスをなくすことができる

避妊を行うことで、発情期のストレスから開放してあげることができます。
もともと動物には発情期があり、野生の動物はそれによって子孫を残すこともできます。でも家で飼われるワンちゃん・ネコちゃんは、たとえ発情期がきても、そのお相手はいません。
そのため、避妊の手術を行うことで、ワンちゃん・ネコちゃんに発情期のストレスを与えずに済みます。

避妊手術のデメリット

太りやすくなる

避妊をすると太りやすくなってしまう子がいます。
その多くは、いつも以上にご飯をあげすぎてしまう事が原因です。
そのため、通常通り、避妊をした後は適切な食事量(専用食もあります)を守りましょう。
また、ワンちゃんなら公園でボール遊びをしたり、ネコちゃんは猫じゃらしで遊ぶなどして、運動を心がけましょう。

全身麻酔のリスク

避妊であっても全身麻酔を行い手術を行います。かなり少ない確率ではありますが、全国的には麻酔処置により死亡するなどの症例が存在します。 当院では、避妊をせず病気になるリスク・高齢になって他疾患にて手術をするリスクよりも、子犬子猫の時期に去勢を行う方が安全と思っております。 ほとんどの子が去勢避妊手術が初めての麻酔です。 ご不安な気持ちをしっかりと受け止め、丁寧親身にご説明させていだきます。

当院の取組み

  • 当院では、麻酔専門医の指導を定期的に受けており、マルチモダール鎮痛によって、全身麻酔処置の安全性を追求しております。麻酔に関してご不安なご家族様は、一度ご相談ください。

避妊を行う時期について

避妊を行う時期について

避妊を行う時期は、個体差はありますが、ワンちゃんもネコちゃんも生後6カ月頃がベストタイミングといえるでしょう。
超小型犬1kg前後の手術や、純血種ネコちゃんの手術も対応しております。
また、フレンチブルドックさんやパグさんの軟口蓋過長・外鼻孔狭窄手術も同時に行うことも可能です。

当院が心がけていること

まずは飼い主様のお気持ちを、じっくりとお伺いします

避妊をした方がいいかどうか悩んでおられませんか。
当院では、そんな飼い主様の不安な気持ちを、まずはじっくりと伺うことからスタートします。
避妊手術というのがどういうものなのか、どんな手術の流れになっていて、安全面は大丈夫なのか、術後の痛みなどはないのかなど、避妊手術に関することを詳しくご説明させていただきます。

安全な麻酔を適切に使った、痛くない避妊手術

幼いワンちゃん・ネコちゃんにメスを入れたり、初めて麻酔をかけたりすることに、抵抗を感じる飼い主様も少なくありません。当院では痛みに配慮した手術を心がけ、安全な麻酔を適切に使い、細心の注意を払って避妊を行っています。
避妊手術で不安なことや迷っていることがあれば、いつでも当院にご相談ください。

飼い主様へのお願い

  • 避妊をするかどうかの相談のみだけでも承っております。
    • 避妊手術は事前予約が必要になります。
      • 避妊手術は全身麻酔をして行うため、12時間以上の絶食が必要です。食事は前夜の20時までに済ませ、手術当日は食べ物は一切与えないようにお願いします。お水は、当日朝9時以降はあげないでください。
        • 当日の来院は午前10時半までにお願いします。1日の流れを再度説明させていただき、手術同意書にご記入いただいた上で、ワンちゃん・ネコちゃんをお預かります。
          • 術前検査を行い、検査結果によっては手術が中止・延期になる場合もありますが、ご了承ください。
            • 手術は12時~16時の間に行います。手術が終わり、麻酔から覚めたらお電話でご連絡いたします。
              • 避妊手術は1泊入院になり、翌日退院になります。 (性格により日帰りの事もあります。)
                混合ワクチン未接種の子は、日帰りになります。 お迎え時間は午前午後どちらの診療時間でも可能です。
              • 退院後3日間は、1日2回お薬を飲ませてあげてください。
                ワンちゃん・ネコちゃんが傷を舐めないように、エリザベスカラーをお渡ししますので、抜糸まで(一週間)付けておいてください。退院後しばらくは、激しい運動やシャンプーを控えてください。抜糸がいらない縫い方をご希望の方はご相談ください。

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