当院では、その子が、ご家族様と一緒に健康・楽しく生活できることを一番に考えております。子供を作る予定がなければ去勢を行った方が良いと考えております。 ご家族皆様でゆっくりとお考えいただき、去勢をするかどうか決めてあげてください。悩まれる方も多いため、いつでもご相談ください。
オスの犬猫に子供を作ることができないようにする手術です。2つある精巣(睾丸)を取り除きます。それにより、精子が作られなくなります。
生後半年頃に、一度陰嚢(精巣の入っている袋)を触ってみてください。通常2つある精巣が、片方しかない、または両方ない場合は停留精巣(陰睾)の可能性があります。原因として、遺伝的な関与が考えられております。 停留精巣は、そのまま去勢をしないでおくと2~3歳で腫瘍化(悪性)する場合があります。 長生きしてもらうためにも、早めに去勢をしましょう。
前立腺疾患といった生殖器の病気は、年齢と共に増加しますが、若い時期に去勢を行うことで、そうした病気のリスクを軽減することができます。 また、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫の発症も抑えることができます。
去勢をしないワンちゃん・ネコちゃんは、テストステロンと呼ばれる男性ホルモンが影響して、マーキングやマウンティングをすることがあります。早期に去勢を行うことで、男性ホルモンの分泌が少なくなり、トラブルも軽減できます。手術することで、凄いおとなしくなったり性格が変わらないかご心配されるご家族様も多いですが、私自身去勢を行ったご家族様から性格が変わったと言われたことはありません。
去勢を行うことで、発情期の性衝動が抑えられるため、不要なストレスを与えることがありません。ワンちゃんの場合は、散歩したりドッグランで遊んだりするときも、ほかのワンちゃんを妊娠させてしまう心配もなくなり、心おきなく遊ぶことができます。
去勢を行った後のワンちゃんネコちゃんの中には、去勢後に太りやすくなることがあります。そのような子たちは、食事(専用食もあります)をしっかりとコントロールし、一緒に遊んであげる時間を増やすなどして、適度に運動量を増やすことも大切です。一般的には、食事をあげすぎなければ太ってしまうことはありません。
去勢であっても全身麻酔を行い手術を行います。かなり少ない確率ではありますが、全国的には麻酔処置により死亡するなどの症例が存在します。 当院では、去勢をせず病気になるリスク・高齢になって他疾患にて手術をするリスクよりも、子犬子猫の時期に去勢を行う方が安全と思っております。 ほとんどの子が去勢避妊手術が初めての麻酔です。 ご不安な気持ちをしっかりと受け止め、丁寧親身にご説明させていだきます。
当院の取組み
去勢を行う時期は、個体差はありますが、ワンちゃんもネコちゃんも生後6カ月頃がベストタイミングといえるでしょう。 超小型犬1kg前後の手術も対応しております。 フレンチブルドックさんやパグさんの軟口蓋過長・外鼻孔狭窄手術も同時に行うことも可能です。
去勢をした方がいいかどうか悩んでおられませんか。 当院では、そんな飼い主様の不安な気持ちを、まずはじっくりと伺うことからスタートします。 去勢手術というのがどういうものなのか、どんな手術の流れになっていて、安全面は大丈夫なのか、術後の痛みなどはないのかなど、去勢手術に関することを詳しくご説明させていただきます。
幼いワンちゃん・ネコちゃんにメスを入れたり、初めて麻酔をかけたりすることに、抵抗を感じる飼い主様も少なくありません。当院では痛みに配慮した手術を心がけ、安全な麻酔を適切に使い、細心の注意を払って去勢を行っています。 去勢でご不安なことや迷っていることがあれば、いつでも当院にご相談ください。
飼い主様へのお願い
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